CASE STUDY
whiley|オンラインホワイトニング処方
「ホワイトニングをしたいが、通う時間がない」人に向けた、オンライン診療で完結するサービスの立ち上げです。物を売るサイトではなく、診療として成立する形を、サイトの構造ごと設計しました。
(01)
課題
ホワイトニングは、通える人しか受けられない施術でした。子育て中の方や、仕事で時間が取れない方は、やりたくても最初から選択肢に入りません。
ただし、これをオンラインで解こうとすると難しい問題にぶつかります。ホワイトニング剤の処方は医療行為です。一般的な物販として売ることはできません。診療があり、歯科医師が適応を確認したうえで処方する、という建て付けでなければ成立しない領域です。
つまり「ECサイトを作る」では答えになりません。診療の流れ、特定商取引法に基づく表示、医療機器としての表示、オンライン診療の指針。これらをサイトの構造そのものに織り込む必要がありました。
(02)
考え方
売るものを「白さ」ではなく「通わなくていいこと」に決めました。効果の強さで競うと、医療広告の表現規制とも正面衝突しますし、そもそも購入の動機と噛み合いません。時間の問題を解く商品として位置づけたことで、訴求も、サイトの構成も一本に定まりました。
診療フローをサイトの背骨に置きました。予約、オンライン問診、LINEでの歯の写真送付、オンライン診療、自宅への配送。この5ステップを、隠さず最も目立つところに置いています。医療行為であることは説明の手間ではなく、むしろ「ちゃんとした場所で買っている」という安心の材料になると考えたからです。
価格は、商品の使い方から逆算しました。希望の白さまでは連続使用が推奨されるため、初回に必要な量は自ずと決まります。プラン表を先に作って商品説明を後付けするのではなく、使い方 → 必要量 → プラン、の順で設計しています。
(03)
やったこと
サービスそのものの設計から入りました。診療フロー、プラン構成、単品と定期便の価格、継続期間と解約の条件。医学的な理由があれば期間中でも歯科医師の判断で中止できる、といった運用のルールまで決めています。
サイトはAstroでフルスクラッチ。トップに加え、診療の流れ、商品ページ、そして特定商取引法に基づく表記・利用規約・プライバシーポリシーまで全6ページを設計・実装しました。自由診療である旨、有効成分と濃度、医療機器の承認番号、効果には個人差がある旨を、必要な箇所に定型で載せています。
オンライン診療のプラットフォーム、公式LINE、決済への接続導線も含めて設計し、公開後の広告クリエイティブ制作まで同じチームで担当しています。
(04)
結果
2026年6月末にサービスを開始しました。予約から診療、処方、配送、そして継続までが、来院なしで一本につながっています。
ご利用は特定の地域に偏らず、東京・大阪・熊本など全国に分散しています。通院を前提としないサービスにしたことで、商圏がクリニックの立地から切り離された形です。
現在も運用しながら改善を続けています。オンライン診療は制度も表現の基準も動きが速い領域なので、作って終わりにはしていません。
本ページは制作実績の紹介であり、特定の医療機関の受診や商品の購入を勧めるものではありません。掲載しているサービス内容・価格・仕様は制作当時のものです。効果には個人差があり、同等の成果を保証するものではありません。